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展示空間(柳田)

作品を展示空間に並べる難しさに直面している。

ある程度の空間の把握が必要だと思うのだが、初めての場所だとどのくらいの大きさの作品がどのくらいの作品数並べるのが、その空間にとって心地好いのか、想像はしてみても、実際に持っていってみるまでわからない。

昨年末に尊敬する二人の作家さんが個展をなさっていて拝見させてもらったのだが、お一人はその画廊の壁に合わせ、きっちり展示している分だけの枚数を持ち込んだという。またもうお一人は展示している枚数の倍の作品を持って来ていたという。
どちらも凄いなぁと思った。私なんぞは空間がもつかどうかびくびくしながら中途半端な枚数持って行ってしまう。凄いなぁと思えるのはお二方の展示空間がそれぞれとても心地好い、良い展示になっていたからだろう。

画廊というのは毎週毎週違う人やグループの展示を開催していて、同じ部屋なのに作品によって全く違う空間に変化する。することが出来る。そうした時は密かに悦に入っている。
この後、初めての場所に作品を展示させて頂く機会を控えている。本当に持って行ってみるまでどのような展示になるか予測が出来ない。恐ろしいようで楽しみである。

その前に、
グループ展に参加します。

あかね画廊 展覧会<闇>
に参加します。
2016年 2月15日(月)~2月21日(日)
11;00AM~6;30PM(最終日5;00PM)

東京都中央区銀座4ー3ー14 筑波ビル2階

闇をテーマにした展覧会ということで、どんな展示になるのか楽しみです。
お近くにお越しの際はお立ち寄り頂けたら幸いです。

柳田

柳田祐希の画像
柳田祐希 2016/02/09 17:35

パスタ(蔵野)

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「季節の終わり」F130 油彩・キャンバス

毎月ブログを書いていると、書くネタにいつも悩む。
何か良いことや、ためになることをと考えてしまうからかもしれない。

特に拘らず、好きなことを書けばいいのだけど、何から書いたらいいのか解らない。
絵のことは、日頃つねに考え悩んでいるため、なかなか文章にまとまらない。
絵以外のことを書こうと思う。

好きなことのひとつに、料理がある。
油絵は完成するのに長い時間がかかるが、料理は30分くらいで出来てしまうので、すぐに問題が解決できるような感覚が好きだ。

昔、友人と一緒に住んでいたときは、料理当番が僕で、友人が洗物当番だった。
僕は料理が好きで、洗物が面倒だったので、とても助かった。

一人暮らしのいまは、数十分で出来る簡単な料理ばかり作っている。
特によく作るのはパスタで、週に2回くらい作っている。

今日は、トマトとバジルのパスタを作った。
このパスタは、20年くらい前に親戚のおばさんが作ってくれたもので、こんなに短時間でこんなにおいしく出来るのかと感激して、以来まねをして作っている。

オリーブオイルで唐辛子とにんにくを弱火で炒め、ベーコンとエリンギを入れて中火で炒め、最後にトマトを入れてグズグズになるまで強火で炒め、茹で上がったパスタと混ぜ合わせた後、バジルとパルメザンチーズを乗せて完成。
味付けはパスタの茹で汁の塩分のみ。

疲れているときや面倒なときは、炊飯器からご飯をお椀によそうのも億劫になってしまう。
料理が作れるというのは、いまの自分が元気なのだと思う。

蔵野

蔵野春生の画像
蔵野春生 2016/01/31 23:24

ぼんやり・・・その4 サイカチの事 (佐藤)

去年(2015年)。年末30日に携帯電話が鳴った。「時間はある?そっちに行っていいか」と言う。相手は自分のアトリエで制作がかりで忙しいという、それでも抜けらるのでこれから会わないかという。私は今は難しいと断りの物言いをした。そして、「むしろ、自分の方からそっちのアトリエに行っていいか」と催促した。

細川貴司さんは、来春の展示のため、急ぎ支持体作りが既に始まっているという。アトリエの天井の高さや広さが私の想像を超えて目に入って来る。彼の話を聞きながら、わたしは彼の家族や生活に思いを馳せた。ここにある作品素材や工具を見ているだけで作家の生業を示しているように感じた、物が美しく在る。帰り際、彼が車の窓から突然遠くの建物をゆびさした。アトリエの裏山に突き出た灰色のシルエットは・・・展望台だという。こちらが強く興味を示すと、行こう、案内するという。

筑波山、武甲山、雲取山、富士山の頂を確認する。高尾山、狭山丘陵、新宿高層ビルが見えた。スカイツリーが見えた。私はこの数日間家から出ず、実はモヤモヤクヨクヨしていたのだ。2015年は二十数年間続けていた岩手の詣でが途切れた。また、同じく二十数年間続けた年忘れコンサートを止めた年になった。この日この時間に確かに私はここにいる、ワシの身体一回りが連なる山稜と遠くに煙る東京なのだ。その後、ぼんやりとした気分が襲って来た。連なる山々がおふくろの節々曲がったリュウマチ手の指に見えて来る。狭山丘陵はナマコ胴体か。スカイツリーは今朝見たスイセンの花芯と繋がる。

私のデタラメさにもほどがあるが、私の「見る」自由のためには、みんなが付けた「名前」を疑う。視覚の呪縛を自由に解き放ちたいと思う。お前さん! 決して「読んじゃだめだぞ」。「見る」はオレの言霊をあたえることなんだと、、、思う。「読んじゃダメ」。「見る」はお前さんがそのものを受け止め感じて、つかんでいいんだぞ!という気分。

ややこしいが、地球人生や宇宙人生のためにお前さんの能(あた)うかぎり言霊(ことだま)さがしをやってもいいかなと思う。 まわりの山々が笑っている・・・誰にも聞こえないように展望台を見やり「ありがとう」と山々に挨拶した。最後に今日の出会いに感謝し、細川さんにお礼を言って帰宅した。

2016年。年が明けて鷹觜さんから卒業制作展の招待状をいただいた。会場に詰めている日時が指定してあった。携帯にもメール招待があった。1月18日(月)今年一番の寒気到来は銀世界を運んで来た。彼女の大学展示アトリエ、ドアには張り紙が貼り付けてある、「大雪で、雨漏りのため閲覧中止」と。帰途、濡れた足下を引きずり電車に乗った。電車の中で、私の卒業制作時を思い出していた。二点の内の片方の画題は「サイカチ」というものだった。

実はわたしは二日前の1月16日土曜日に、「サイカチ」の取材を目的に御茶ノ水に出掛けたばかりだったのだ。

(次回に続く)

佐藤

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佐藤比呂二 2016/01/31 01:57
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