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『絵を描いています』(孫崎)

「お仕事何されているんですか?」
初対面の人にこう聞かれると、
いつも答えるのに、もごもごしてしまう。

「絵描きのようなものをしています」
なんとも歯切れが悪い返事だ。

「画家です」と言い切るには
何だか気が引けてしまう。
ましてや「芸術家」「アーティスト」だなんて
口にするだけでも奥歯が痒くなるぐらい恥ずかしい。

そもそも画家って何だろう?
と考えてみる。

”画家”
絵を描くことを職業とする人、絵描き(広辞苑)

現実には絵を描くことだけで生活している人は
ほんの一握り。
多くは他に教師や講師、
まったく関係のないアルバイトなど
兼業している人がほとんど。
むしろ画家としての収入は皆無に近いことも。
果たしてこれで画家を職業として
名乗って良いものか・・・。

先のフニャフニャした私の回答も
こんな所に依る。

ちょっと調べてみたところ
村上龍氏の「13歳のハローワーク」に
画家についてこんな記述があった。

「画家にとって、もっとも大切なことは、
絵を描き続けることである。(中略)
何でもいいから、とにかく描き続けることだ。
絵が売れても、売れなくても、
絵画表現の意欲と喜びとともに、
何年も何十年も絵を描き続けることができれば、
その人は画家である。」

また、故・堀越千秋氏が
以前エッセイにこんなことを綴っていたのも
記憶している。

「絵描きとは、絵が好きなわがまま者が、わがままを貫き通して死ぬまでの名前です」

どうやら画家というのは、
職業というより生き方に近いような気がする。

だから「絵描きのようなもの」という
曖昧な受け答えは
あながち間違っていないのかも知れない。

とは言え「のようなもの」なんて付くと
じゃあ何なんだ?となってしまう。

そんなわけで、最近は職業を聞かれたら
こう答えるようにしている。
「絵を描いています」

この方が何だかスッと自分の中で腑に落ちる。
どのみち質問した人が受け取る内容は
そんなに変わらないのだけれども・・・。

孫崎

孫崎かんなの画像
孫崎かんな 2018/02/05 22:46

近況(蔵野)

今年一年を振り返ると、今年は本当に変化が大きい一年だった。
良いこともあったし、嫌なこともあった。

1、人生初の手術(4月)
去年入院治療していた急性虫垂炎が、今年の4月に再発し、2週間ほど入院した。

2、2回目の手術(6月)
虫垂炎をレントゲンで検査したところ、初期の腎臓がんが偶然見つかり、再入院することになった。
初期の状態での発見だったため、入院期間は意外と短く、1週間で退院できた。
腎臓がんについては、僕にとっては大きな出来事だったので、いずれ改めて治療の体験や、現在の経過について書きたいと思う。
(普段会う人には伝えていたのですが、このブログを見て驚かしてしまったら、ごめんなさい。いまは元気です。)

3、結婚(11月)
結婚しました。

4、引っ越し(11月)
昔から、海の近くに住むことにぼんやりと憧れていた。
結婚を機に、神奈川県逗子市に引っ越した。

今年は、肉体的にも精神的にも、変動が大きかった。
色々な方に支えられ、助けられ、何とか年末を迎えることができました。
この場を借りて、お礼申し上げます。

蔵野

蔵野春生の画像
蔵野春生 2017/12/31 20:18

個展のお知らせ(柳田)

IMG_20171230_211920.jpgIMG_20171230_212245.jpg

少し先ですが、個展を開催致します。

小さなギャラリーですが、小品を中心に新作を展示致します。
一階の喫茶店はコーヒーやココアが美味しいお店です。
お時間がございましたら、どうぞ御高覧下さい。

2018年 2月1日(木)~2月10日(土)
12時30分~20時(最終日17時閉廊) 7日(水曜日定休日)
Gallery Zaroff
東京都渋谷区初台1-11-95差路

よろしくお願い致します。

柳田

柳田祐希の画像
柳田祐希 2017/12/31 12:58
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