|東京都千代田区|秋葉原駅・岩本町駅|油絵/アクリル/水彩/デッサン/銅版画|

twitter LINE Instagram

ブログ

シロツメクサのかたち(佐藤)

IMG_0624.jpg

2011年8月。北海道森町に帰省。
時間をつくり「宮沢賢治の足取り」を巡りました。室蘭と森町の森蘭連絡船航路、桟橋陸地跡など巡りました。どちらも連絡船上陸跡地には、シロツメクサが咲いていました。賢治さんとシロツメクサ。現代の「ポランの広場」は、新しい水脈で繋がっているのでしょうか?

また、大正時代の列車時刻に合わせて、夜明け前から出掛けて動きました。刻々と変わる噴火湾の海の色や線路周辺の黒い樹々や夜明けに交わる周辺みんなのざわめきを聞きたくて、少し貪欲でした。
2012年北海道8月の夏。その年ぽっp兄も一緒になって下調べをして、同じような行動で動いたものでした。
2013年。北海道森町。トンネルの先の岬に向かいました。シロツメクサのような夜空の星空は夜明けとともに白けて来ています。その夏空に白けたオリオン座の三ツ星がありました。昼間のような明るさで三ツ星はあっという間に消えてなくなりそうです。私は暫くじっとして目を離さずいるばかりになりました。この季節の駒ケ岳に掛かる傘のような雲は、賢治さんがスケッチした大正時代とちっとも変わらないと思いました。

2012年。種山の物見山頂上のシロツメクサで寝転んで転げ回ってベルトを切る始末。明日は石巻市の大川小学校へ。ブルータイガー(自家用車)は早朝に到着。合掌。
歩きました。みんな無くなった住居周辺の跡地に飛地水溜まりがありました。足元を見ればシロツメクサです、一帯は遠くまでシロツメクサばかりでした。その時わたしは深く呼吸をしました。そして、この空間この地にはシロツメクサの花で地上も地下も繋がっていると思いました。合掌。

2019年4月。東村山市青葉町に行きます。ひとり花見です。2016年5月30日/映画「あん」を記念して植樹された三本のしだれ桜を今年も見ることが出来ました。今年、残っていた一本の木にも花をつけました。めでたい愛でたいゾッと。

佐藤

佐藤比呂二の画像
佐藤比呂二 2019/06/03 19:00

ペテルギウス(佐藤)

突然なのでしょうか?偶然なのでしょうか?わたくしの「出会いや巡り」は、自分の中で適当に収めきれないで、繰り返し現れ出ることがあります。

日常にあるささいな事でもありふれたものでも、満たし感じるものには、ある意味で心を寄せたいと思っています。これからも、こんな事でいいので過ごしていきたいと思うのですが。胸がいっぱいになるのは本当のことです。

東北大震災のあった翌年でしょうか?2012年。オリオン座の三つ星の左上のペテルギウスが99%寿命尽き終えている事が発表されて話題になりました。超新星爆発の時間差経過を地球からどのように見えるのか?その説明には詩を読んでいる感じさえしました。

嗚呼ペテルギウス
・爆発から1時間後・・・ペテルギウスどの星より輝き赤から青に変わります。
・爆発から3時間後・・・満月の100倍の明るさで輝きます。
・この明るさは3ヶ月間続きます。
たとえ昼間でも3ヶ月間輝きます。
・4ヶ月経つと青からオレンジ色に変わります。温度が下がりました。
・幾重にも取り巻く赤いガスは、まるで、花びらのごとく大輪の花のようです。
・4年後、肉眼では見えなくなります。
・数百年後、オリオン座はペテルギウス、散りじりのガスの星雲を目にするでしょう。

ふだんは月ばかりでノボセきっているわたしです。今年2019年の冬は何故かペテルギウスの輝きが思われました。・・・640光年という地球に届く輝きを前にして、あらためて有り難いと思われました。本当の事です。

佐藤

佐藤比呂二の画像
佐藤比呂二 2019/06/03 18:54

日の常(柳田)

img002.jpg

日頃、あまりにもぼんやりと過ごしているので、気が付くと〆切がすぐそこに来ている。時間の流れの感覚がおかしい。
昨日のことを一ヶ月前のように感じたり、2・3週間前のことが二日前のことに思えたりする。ここ最近の会話を30年前にもしていたような気になったり…
臨場感は薄れない。
それは時とは関係なく、ふいに表出する。または身を隠す。
まるで画面のようだ。

展示のお知らせです。

第8回 東京自由美術展
2019年 5月21日(火)~5月27日(月)
東京都美術館 1階第4展自室
9時30分am~5時30分pm (最終日2時pm閉会)
入場無料
会期中無休

自由美術協会の関東近郊の会員と地方からの参加者と、今年からは一般公募の作家も参加するようです。秋の本展とは様子を異にし、より自由に発表出来る場のようです。
お時間ございましたら、御高覧いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。

蔵野先生と発表のペースについてお話ししたことがある。
それは作家それぞれで、ものすごいペースで個展を開催する作家もいれば、数年に一度の発表に留まる作家もいる。
それはどちらが良い、というものでは決してなく、全ては画面であり、空間だ。
作家の臨場感は画面に出る。良くも悪くも…。それは発表のペースには関係しない。はずだ…。
…と、私は常にぼんやりとしている。

柳田

柳田祐希の画像
柳田祐希 2019/04/30 21:10
1 31 32 33 34 35 63

投稿者

  • 2024年11月

     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930

最近の記事

(05/16)
グループ展のお知らせ
(05/12)
展示のお知らせ(蔵野)
(12/31)
2022年の個展を終えて
(11/07)
(柳田)
(10/17)
展示のお知らせ(蔵野)

過去ログ