6月に開催致しましたK`s Galleryでのグループ展にお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。
新型コロナウィルスの影響であまりご案内も出来ない中、会場を御高覧頂けたことは大変嬉しい限りです。
K`s Galleryさんは、抽象作家を主に扱う画廊で、今回参加したメンバーの中には、普段はいわゆる具象絵画を制作する作家もいたのですが、この展覧会への参加をきっかけに抽象画面に挑戦した作家もいました。
画面は具象であろうと抽象であろうと、観る者に向かって立ち上がってくるものだと思っているので、私は具象・抽象という括りがあまり好きではないです。が、世間でのわかりやすい括りとして具象・抽象という言い表しになりますし、私自身もその言葉の表現は使います。ただあくまでも画面は、制作する側にとっても観る側にとってもひたすらに自由なものであると思うので、今回のように普段、具象の画面を手掛けている作家の抽象画面に接するのはとても刺激的な経験でした。ほら、画面はこんなにも自由じゃないか、と・・・。
展覧会名の「AUTONOMIE」とはドイツ語で「自律」という意味だそうです。己を律すればこそ己の画面が立ち現れてくるのか・・・そんなことを考えさせられる空間でした。
こう冠せられた空間の、一期一会の時間に感謝致します。
柳田
はじめてyoutubeに動画を投稿しました。
鉛筆デッサンの描き方を説明する内容になります。
動画編集や撮影は初めてのため、だいぶ時間がかかってしまいました。
チャンネル名は「神田絵画教室」です。
ご覧いただければ幸いです。
本編は以下のURLになります。
https://youtu.be/611J03h1H9s
全3編の動画となります。
続編は、再来週に公開する予定です。
蔵野
2020年4月7日火曜日。
この日安倍総理は緊急事態宣言する。
神田絵画教室は翌日8日から臨時休講に入った。
駅に降りていつものように32段の階段をあがり、駐輪場に向かう。
そこで降る降る月の明かりを浴びる。
この日はスーパームーン。
まざまざと見る ばかり。
◆この事態を僕は予期準備していた。
というのは、蔵野先生からこの日に備えて教室案内や準備、粛々と万全を尽くして生徒さんに対応するように、日々連絡があったから。
◆6月1日月曜日。
「入間市立東町中学校入学式」という縦看板が立った。
お昼。撮影しておこうと思い正門に向かう。
ネクタイした白いワイシャツ男性が話しかけてくる。
わたしはここの生徒さんの親御さんらしい・・・。
校長先生とおぼしき男性に手を横に振って、僕は頭を深くさげた。
看板の半分は青い空がつかまえている。
僕はしばらくそこを離れず見下げもし見上げもしてました。
◆なんだろう。【ステイ ホーム】
僕の中の【ステイ ホーム】は。
私の腹、肚の【ステイ・・・】。
ブレない、戻れて、鼓舞してくれるもの、なんだろう。
これからもついて行くもの。
自宅待機の話が、いつも間にか自身の内臓の話になって行く。
◆4月13日、月曜日。夕方北海道旭川市の叔母から電話があった。
心配でtelしたとのこと。初めてのこと。
◆皐月5月。玄関の草むらからナナホシテントウムシ。右手人差し指の先に乗せた。
去年よりは小さいテントウムシ。右手指先から元気よく風を切って飛んでいった。
◆冷夏の夏があった。1993年か?
その年以降目立って、この小さな国に自然災害、やるせない事件が起こるようになったように思う。新型コロナは世界か。地球はひとつか?後始末がわらないままで動いているのは自分か?
去年。神田絵画教室の生徒さんがわざわざ一鉢を私に届けてくれた。近くのホームセンターにあったという。
「この花を見たくて8月、9月の野山を歩いていますが、まだ、観ていません」とボンヤリと僕が話したのをその人は覚えてくれていたのだ。そして、去年10月、頂いた鉢花を新しい大鉢に植えつけた。
現在、届けてくれた人は「高齢なので大事をとります」と、2020年3月から休会をとっている。私はこの花(ウメバチソウ)が咲く8月までにはその人と再開できればと強く願っている。
最後に。【ステイ ホーム」の間、読売新聞/編集手帳に倣い私の言いたいことも◆の頭文字の5文字になってしまう。
◆6月2日火曜日。神田絵画教室授業再開。
(佐藤)