2020年(松尾)
今年のこのコロナ禍という状況の中、神田絵画教室ではオンラインレッスンを始めることとなり、オンラインでの指導も担当させていただき、まずは慣れないデジタル機器の操作に恐恐としていましたが、何とか色々と勉強させて頂きました。
パソコン他デジタル機器に関しては原始人並みに知識皆無だったため、色々な方にお世話になり様々教えて頂き、何とかオンラインの指導にも参加させて頂いています。
まだまだ慣れない、至らないことも多いですが、オンラインで生徒さんの作品を拝見させて頂いて、一つ一つの作品により深く向き合うことが出来るような新鮮さも感じています。(もちろん教室で生の作品を拝見出来るに越したことはないのかもしれませんが…)
たとえオンラインの画面上であっても、生徒さん一人一人の作品はお家で制作されているからこそ絵を通じてその方の思いが、作品に乗っかっているかのようで、指導やアドバイスをさせて頂くこちらにも、感ずることが教室とはまた一味違う迫り方をしてきます。本当に新鮮です。
風景画、静物画、想像画や抽象画、それぞれ私個人では描かないものを、生徒さんの制作を通じて、私も体験させてもらっているようだなぁと、オンラインの講座を通じて感じております。
コロナ禍は関係無く、普段から出不精で引き籠り気味な自分ですので、皆さんの作品世界を拝見して、追体験させて頂くのはとても刺激的です。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
話は変わりますが、現在、私の所属する自由美術協会のWEB展が開催されています。
お暇な時間にでも下記URLより御高覧頂ければ幸いです。
http://jiyubijutsu.org/exhibition/main/2020web/
WEB展のために作品画像を提出しなくてはならなくなった時、教室で身に付けさせて貰った技術で、作品データをメールで提出することが出来ました。
何という進歩か!原始人が少しはデジタル化したようです。
WEB展、どうぞよろしくお願い致します。
柳田
最近、生徒さんから絵の下地について聞かれることが何回かありました。
私の制作では、エマルジョン地というものをキャンバスの裏に塗って、油絵の下地にしております。
エマルジョン地の作り方は、少しだけ面倒です。
私の場合は、炭酸カルシウム+チタニウムホワイト+膠水+スタンドオイル+卵黄をハンドミキサーで混ぜて、エマルジョン地を作っております。
いま、アクリル画を描いているため、この機会に色々な下地を試作しました。
下塗りに使用したのは、マットメディウム+炭酸カルシウム、マットメディウム+胡粉、胡粉ジェッソ、荒粒子ジェッソ、アブソルバン…などです。
画布は、キャンバスの裏、綿布、麻布を使っており、40枚ほど下塗りをしました。
これから、さらに増えると思います。
好みの問題もありますので、一概にどの下地が使いやすいということは言えないのですが、使いやすいものが見つかったら、またこのブログに書こうと思います。
蔵野