個展空間で思うこと
個展が終了してから速くも一ヶ月が過ぎてしまいました。本当に時間が経つのが速くてゾッとします。
今回、ちょうど個展の会期中に、流行病の感染者が急増したため、なかなかお客様に来て頂くのも心苦しく、ひっそりと会期を過ごしておりました。
お忙しい中、ご来場下さった方々、誠にありがとうございました。
昨年の10月の個展に続き、これでもかと作品を並べてみて、自分の画面と向き合うことが出来ました。
普段が人に見せられないような乱雑な環境で制作しているので、個展空間を支配して整然と作品が並ぶと作品達も浮かばれたなぁと一人、悦に入っておりました。
今回のギャラリーZaroffさんは4回目の個展となります。三角形のような、五角形のような小さな部屋が、個展の回数を重ねる毎に広く感じられるから不思議です。
ギャラリーは作品を飾っている時と、何も飾っていない時とで広さの体感が違うように感じます。
作品が無いと壁が無機質に区切られて部屋が狭く感じ、作品がかかっていると画面の空間分の奥行きが部屋を広く感じさせるように思います。
今回更に広く感じたということは、作品に広がりが出たのだろうか、逆に遡るほど作品が未熟だったのだろうか、とあれこれ自戒したりします。
ともあれ、次に繋がる個展になったのではないかなぁ、と思う次第です。
柳田