下地のこと(蔵野)
最近、生徒さんから絵の下地について聞かれることが何回かありました。
私の制作では、エマルジョン地というものをキャンバスの裏に塗って、油絵の下地にしております。
エマルジョン地の作り方は、少しだけ面倒です。
私の場合は、炭酸カルシウム+チタニウムホワイト+膠水+スタンドオイル+卵黄をハンドミキサーで混ぜて、エマルジョン地を作っております。
いま、アクリル画を描いているため、この機会に色々な下地を試作しました。
下塗りに使用したのは、マットメディウム+炭酸カルシウム、マットメディウム+胡粉、胡粉ジェッソ、荒粒子ジェッソ、アブソルバン…などです。
画布は、キャンバスの裏、綿布、麻布を使っており、40枚ほど下塗りをしました。
これから、さらに増えると思います。
好みの問題もありますので、一概にどの下地が使いやすいということは言えないのですが、使いやすいものが見つかったら、またこのブログに書こうと思います。
蔵野