なんとなく鉛筆(柳田)
グループ展が終わり、少したちました。お忙しい中「2月の庭」にお越し下さった方々、誠にありがとうございました。
年齢、画風のそれぞれ異なる作家5人による展示は、静かながらも、刺激のあるものでした。様々な場にあれることが、有難いことです。
展示の後、少しいつもの制作から離れ、鉛筆での作業が続きました。改めて自分の筆箱を覗くと、まあ6Hから8Hの多いこと。筆箱には何本あるのかわからない量の鉛筆が有りますが、これらの大半はもう遠い記憶の美大受験時代の名残です。
普段、教室では、鉛筆の濃さは幅広く使ってみて下さい、と生徒さん達には伝えています。が、この己の鉛筆の偏り。6Hより固い鉛筆なんていつ使うんだよ、と思いつつ、作業を進めていると、いつの間にかB系の濃さはあまり使わず、トーンを作り上げる上で、H系の鉛筆をやたらと使っているのでした。
鉛筆を重ねて作る微妙な色幅において、どうやら自分は淡い色を少しづつ乗せるのが好きなようです。
柳田