(柳田)
昨年に続き今年も銀座のあかね画廊にて個展を開催し、無事に終えることが出来ました。
会場にお越し下さった方々に御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
一週間、会場に身を置いて自分の作品と向かい合うのは、制作過程で画面と向かい合うのとはまた違った感覚が味わえるというか、個展空間丸ごと自分の作品画面を堪能出来る貴重な時間です。
自己満足と言ってしまえばそれまでですし、色々と反省点もありますが、画廊の空間丸ごと自分の作品にしてやったと、悦に入っても良いのではないかと思える体験でした。
とある先輩作家さんの個展の搬出をお手伝いに行った時に、作品が無くなった部屋を見て、作品が展示されていた時より部屋を狭く感じたことがありました。
今回自分の会期を終えて搬出した後に、これと同じ感覚を味わうことが出来ました。作品が掛けてあった時よりも、空間をかなり狭く感じたのです。今までもそうだったのかもしれないのですが、今回特に強くそう感じて、作品が空間を広く見せることが出来ていたのかと、ちょっと安心しました。
有り難いことに、来年もあかね画廊さんでお世話になれることになりました。
自分を越えたところにある画面世界を、これからも探っていければと思います。
柳田