好きな小説(蔵野)
ここ1年で3回も入院を繰り返してしまった。
その前は、一度も入院をしたことがなく、大きな病気とは無縁だった。
入院中は時間が山ほどあり、小説や映画を観たり、ぼんやりとした時間を過ごしていた。
そんな時、久しぶりに太宰治の「人間失格」を読んだ。
有名な小説なので、読んだことがある人は多いと思う。
一般的には陰気なイメージがある小説だけれど、読み終わると、不思議と暗い気持ちにはならない。
きっと、自分は「人間失格」の主人公ほど、窮地に立っていないからだろう。
今回の病気で、友人や生徒さんに、ずいぶん心配をかけてしまい、また、たくさん励ましの言葉をいただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
手術も無事に終わり、退院して、おかげさまで元気にしております。
蔵野