「ギルバート・グレイプ」という映画(蔵野)
昔大好きだった映画の1つに、「ギルバート・グレイプ」がある。
大学生時代に、繰り返し見ていた。
前回観たのは10年くらい前だったと思うが、
今回、久しぶりに観たくなって、DVDを近所のツタヤで借りて来た。
車の中でのキスシーン、ジュリエット・ルイスの可憐さ、セリフのひとつひとつ、いまでも鮮明に覚えていた。
久しぶりに見ても、美しい映画だと思った。
そして、昔と変わらぬ感動を感じた一方で、
昔とはほんの少し違った目線で、この映画について考えるところもあった。
僕は年を取って、多少現実的な目線で物事を考えるようになったのだと思う。
もしこの映画を今の年齢で初めて観たとしたら、あまり感動はしなかったのではないか、と思った。
昔にこの映画を観ることができて、本当に良かった。
蔵野