昨今の制作(柳田)
最近のどうしようもなく落ち着かない世情に、振り回されず、穏やかに引き籠りたいと願う、
今日このごろですが。引き籠っているのを幸い、制作に励めば良いのですが、中々集中出来ないでいます。
前回の個展から気が付けば3ヶ月経とうとして、気ばかりが焦ります。
まずは部屋を片付けなければ!と思いながら時が過ぎていきます。
5月の団体展は中止となりました。この分だと、秋の団体展本展も危ういかもしれません。
しかしそんなことは気にせず、制作には前向きに取り組みたいものです。
今年はいわゆる花見が自粛ムードでしたが(私は普段からいわゆる花見はしませんが)
静かに咲いている桜を通りすがりに、ふと見上げるのも佳いものです。
人気の無い道に1本、満開の薄い色の八重桜を発見して、
京都の智積院にある、長谷川久蔵の桜図を思い出しました。
人知れず、咲き誇っている姿に気品を感じました。
ざわざわとした世の中ですが、静かに、凛として生きたいものです。
柳田